シェル・スリーフライ (Shell Three Fly)
シェル・スリーフライの現象
片手の指先に3枚のコインを保持しています。コインは1枚ずつ、もう片方の手へと飛び移っていきます。時には空中を鮮やかに飛び、時には目に見えない形で移動し、最終的に3枚のコインがもう片方の手に保持されている状態で終わります。
このバージョンの優れた点
一般的な「スリーフライ」のルーティンは、深いフィンガーパームを多用するため、手が力んで見えたり、不自然な動きになりがちで難易度が高いものです。このバージョンでは、コインシェルを使うことでその負担を解消しています。シェルがあることで、観客の目の前で堂々とコインを隠し持つことができ、手は常に開いた自然な状態を保てます。シェルが「余分な」1枚を処理してくれるため、落下の心配をすることなく、魔法を見せることに集中できます。両手の距離がわずか数センチの状態で最初のコインが「移動」する瞬間は、まさに本物の魔法のように見えるはずです。
学べる内容
ヤゴ・トゥリア(Yago Turia)が、ルーティン全体をシンプルなステップに分けて解説します。シェルを怪しまれずに扱う方法はもちろん、爪で無理やり剥がすのではなく、特定の「プレッシャー」をかけることでスムーズにシェルからコインを弾き出すテクニックも紹介します。
また、このレッスンでは「インビジブル・ビジュアル」のシーケンスについても詳しく解説します。コインの移動方法を変えることで、観客の予測を裏切る構成になっています。移動を不可能に見せるための正確な手のポジションとタイミングを学べます。最後には、シェルを再びネストさせて3枚のレギュラーコインとして示し、完全にクリーンに演技を終える方法をレクチャーします。
ヤゴ・トゥリアについて
ヤゴ・トゥリアは、実戦的(ワーカー・スタイル)なマジックの創作で知られるクロースアップ・スペシャリストです。見た目の美しさを追求しつつも、何年もかかるような過酷な練習を必要としない技法の指導に定評があります。
収録内容
- 演技開始時のシェルとコインのセットアップ
- 1枚目の移動におけるフレンチドロップ・ディッチ
- プレッシャーを利用して垂直にアンネストする方法
- 状態をクリアに示す「トップコイン」ディスプレイ
- 両手間で自然にコインをスイッチする方法
- 3枚のレギュラーコインでクリーンに終わるためのサトルティ
よくある質問
必要な道具は何ですか?
同じ種類のコイン3枚(ハーフダラーやチャイニーズコインなど)と、それに適合するコインシェルが1枚必要です。
習得は難しいですか?
シェルを使わないバージョンに比べれば、格段に易しいです。親指と他の指でコインを保持できれば、演じることが可能です。シェルを使用するため、難しい「マッスルパス」や「フィンガーパーム」によるトランスファーを習得する必要はありません。
周囲を囲まれた状態でも演じられますか?
はい、可能です。ヤゴが、シェルの「秘密の側面」が観客に見えないようにするための、手の角度(アングル)について具体的に解説しています。
どのくらいの練習が必要ですか?
メカニズム自体は約1時間で理解できるでしょう。あとは鏡の前で数日間練習し、コインの「飛行」をスムーズかつ一貫性のあるものに仕上げることをお勧めします。