スポンジ・スペルバウンド
スポンジ・スペルバウンドの現象
指先に1つの赤いスポンジボールを保持しています。手をサッとかざすだけで、ボールは瞬時に緑色に変わります。もう一度手を振ると、再び赤に戻ります。手の中に何もないことを見せながら、何度でも好きなだけ色を交互に変え続けることができます。
解説
このルーティンは、コインマジックの古典的なコンセプトである「スペルバウンド」をスポンジボールに応用したものです。スポンジボールは柔らかいため、片方のボールを見せている間にもう片方をパームして隠しておくことが容易です。このマジックの肝は「フロー(流れ)」にあります。ボールを異なる指の位置やクリップの間で移動させることで、ボールが1つしかないように見せつつ、絶え間ない変化のループを作り出します。
習得できる内容
フリオ・メリノが、5種類の異なるカラーチェンジを組み合わせたフルシーケンスをレクチャーします。「隠している」ボールを観客に悟られることなく、ある技法から次の技法へとスムーズに移行する方法を学べます。また、保持を確実にして不可視性を保つための、イタリアン・パームやサム・クリップといった具体的な指の位置についても詳しく解説します。
技法が難しすぎると感じる方のために、フリオは「プランB」も用意しています。最も難しい技法(ローリング・チェンジ)の簡易バージョンも教えてくれるので、高度なスライトを練習している最中でも、ルーティン全体を演じることが可能です。単に技法を学ぶだけでなく、友人に秘密のボールを「フラッシュ(露呈)」させないための、適切な手の角度(アングル)についても学べます。
フリオ・メリノについて
フリオは「スポンジボール界のシン・リム」として知られています。ヴァロンゴで開催されたクロースアップ・マジック大会で優勝し、人気番組『ペン&テラー:フール・アス』で見事に彼らを欺いた(フールした)ことでも有名です。シンプルな道具を使い、世界クラスのマニピュレーションへと昇華させる名手です。
収録内容
- 2つ目のボールを隠すためのイタリアン・パーム
- 孔雀の羽のように指を大きく広げる「ピーコック・チェンジ」
- ディープ・チェンジとローリング・フォルス・ムーブ
- 空中での色替えを可能にするサム・クリップの使い方
- セットの中で最も難しい技法の「初心者向け」代替案
- 正面からボールを隠し通すための、具体的な手の傾け方(アングル)
よくある質問
どのような道具が必要ですか?
色の異なる2つのスポンジボールが必要です。赤と緑が効果的ですが、コントラストのはっきりした色の組み合わせであれば何でも構いません。
練習にはどのくらいの時間がかかりますか?
個々のカラーチェンジ自体はシンプルですが、それらを組み合わせて滑らかなシーケンスにするには数日の練習が必要です。フリオが教える「簡単な」代替技法を使えば、より早くルーティンを形にできるでしょう。
周囲を囲まれた状態でも演じられますか?
基本的には正面に観客がいる状態に適しています。フリオは、横からの視線を遮るために手を丸めたり指を使ったりする方法についても解説しています。
初心者でも大丈夫ですか?
スポンジボールの保持に関する基本的な知識があれば習得可能です。単純な「手の中での変化」から、よりビジュアルなマニピュレーションへとステップアップしたい方に最適な教材です。