The Hole:シールが穴に変化する
開いては再び塞がる穴
メモ帳に貼られたシールが、本物の穴のように変化します。指を差し入れたり、コインがその中に消えたように見せたりすることができます。その後、穴は塞がり、紙を切り離して観客に手渡すことができます。
フリオ・モントロが特製メモ帳の製作、コインの準備、そしてルーティンのハンドリングを解説します。この教材にはプレゼンテーション動画と、製作および解説に関する詳細なチュートリアルが含まれています。紙を手渡してもメモ帳全体が調べられる状態になるわけではなく、用具はマジシャンの手元に残ります。
材料と任意のキット
粘着メモ帳2冊、厚手の白い厚紙、黒いフェルト、磁石、丸いシールまたはカラーラベル、両面テープ、セロハンテープ、スティックのりが必要です。切断や印付けには、カッター、ハサミ、定規、穴あけパンチを使用します。また、ルーティンでは2セントコイン2枚とマジックペンも使用します。
チュートリアルでは、キットの材料と、一般的な店舗で個別に揃える場合とを明確に区別しています。キットの購入が強制されるわけではありません。シールはカラーラベルでも代用可能であり、磁石は用意する穴のサイズに合わせる必要があります。店舗への言及は、その店の材料セットが唯一の選択肢であることを意味するものではありません。
黒いフェルトは、工作およびブラックアートの原理において重要な役割を果たします。フリオは、単に黒い厚紙に置き換えればよいわけではないと説明しています。仕込まれたコインは片面にその仕上げが施されており、ギミックの内部に収まるサイズでなければなりません。
メモ帳のくり抜き、再構築、および乾燥
メモ帳のサイズに合わせて硬いパーツを3枚用意し、メモ帳の1冊の中央部分をくり抜きます。フリオは少量の束ごとに紙を分け、切り抜いて順番を崩さないように保管しながら再度まとめます。
解説では、可動域を損なってはいけない部分に接着剤を付けないようにしながら、これらの紙の束を貼り合わせ、角を揃えてプレスする方法を示します。その後、必要な形状を保ちながら乾燥するまで、ブロックに重石を載せて放置します。これはプロジェクトの中で手間のかかる作業であり、チュートリアルでは時間や調整なしに簡単に作れるプロップとして紹介されていません。
マグネットパーツと穴の仕上げ
3枚の厚紙のパーツの一枚を型紙として使い、穴を開けます。目印を使って向きを揃え、パーツがぴったり噛み合うように磁石を面一(ツライチ)に埋め込みます。映像には配置の修正や、接着状態の再確認が含まれています。
その後、ベースをメモ帳に固定し、内側の磁石を追加し、フェルトでくぼみを裏打ちします。仕上げは隅まで行き届かせ、邪魔になる余分な端が出ないようにきれいに切り揃える必要があります。
シールを基準にして円形を切り抜き、表面をメモ用紙で覆います。「The Hole」という文字やイニシャルを書き込むことで、ギミックを視覚的に馴染ませます。さらに、フリオが同僚のホセ・アルカディオ(José Arkadio)の考案に由来すると説明している原理に基づき、裏面にフェルトを貼ったコインも準備します。他のエフェクトへの言及は、その方法論のすべてが含まれていることを意味するものではありません。
見せ方、変化、そして通常の見た目への復帰
ハンドリングは、メモ帳の指定された面を観客に見せることから始まります。シールを貼るふりをして、empalme(パーム)と回転を使い、プロップの一部を入れ替えます。これにより、穴が出現した状態になります。
解説では動作を何度も繰り返し、シールを貼るジェスチャーと、隠蔽されなければならない動作との関連性を説明しています。また、穴の外観を閉じ、メモを外し、追加のメモ帳から別の紙を補充するための逆順の動きも指導します。
製作は最終的な演技よりも多くの手間を要しますが、見た目のシンプルさが練習の必要性をなくすわけではありません。隠れた部分が見えないように、指の動き、empalme(パーム)、回転、そして見せ方を連動させる必要があります。
2枚のコインを使ったルーティン
このシーケンスでは、ギミックコイン1枚と、観客がサインできるもう1枚の通常のコインを使用します。フリオは、事前のすり替えや本物のコインの保持方法に加え、使用する前にギミックコインをメモ帳の裏側に隠しておく方法について解説します。
ブラックアートのコインが穴に入り、マグネット式ギミックによって保持されます。解説では、この見せかけの消失と、観客のコインの行方とを明確に区別しています。観客のサインが入った唯一無二のコインが、シーケンス全体を通して見えたままでいることは約束されていません。
その後、穴を塞ぎ、紙を手渡します。本物のコインも返却したい場合は、それを回収して別のハンドリングで出現させる方法が提案されています。これは回収作業を必要とする解決策であり、プロップの内部から自動的に飛び出すわけではありません。
学べることと準備すべきもの
このレッスンには、工作、仕上げ、ギミックコイン、基本のハンドリング、ルーティン、そしてメモの補充が含まれています。プロップ作りを楽しみ、切断、磁石の位置合わせ、裏打ち、そして乾燥に時間をかけることをいとわない方に向いています。
演じるためには、ここで使用されるempalme(パーム)、入れ替え、およびカバーリングの練習をする必要があります。準備は一般的な素材で行うことができますが、市販のキットを購入しない場合でも、エフェクトを成立させるためには構築されたメモ帳と解説されたハンドリングの条件が引き続き必要となります。