3枚のコインのプロダクション
3枚のコインのプロダクションの現象
空中に手を伸ばし、小さな埃か糸くずを掴む仕草をします。すると突然、その埃が本物のシルバーコインに変わります。観客が状況を理解する間もなく、何もないところからさらに2枚のコインを取り出し、最後には手の中に3枚のコインが揃っています。非常にスピーディーでビジュアル、まさに魔法そのものに見えます。
シェルが可能にする秘密
このルーティンが成立するのは、「シェル(cascarilla)」という、別のコインの上に蓋のように被せることができる特殊なギミックコインを使用しているからです。これにより、余分なコインを公然と隠し持つことができます。シェルと基本的なパームを組み合わせることで、実際にはコインを「ロード」して1枚ずつ出現させる準備ができているにもかかわらず、手の中が空であるかのように見せることが可能です。シェルが「汚い仕事(ダーティ・ワーク)」を担ってくれるため、実際よりも少ない枚数しか持っていないように見せられるのです。
このレッスンで学べること
ホセ・アルカリオが、動作がぎこちなくならないようステップ・バイ・ステップで解説します。シェルを被せたコインを「フィンガー・パーム」で保持しつつ、もう1枚を「クラシック・パーム」でキープする方法を学びます。難しそうに聞こえるかもしれませんが、ホセは手を自然でリラックスした状態に保つコツを伝授してくれます。
また、コインを密かに処理して後で再び出現させるための「ディッチ(descarga)」の正確なタイミングについてもカバーしています。このレッスンは単なるトリックの解説に留まらず、複数のコインを同時に扱うハンドリングを練習するのにも最適です。秘密の動きを観客に悟らせないための、独特なリズムについても学ぶことができます。
ホセ・アルカリオについて
ホセ・アルカリオは、世界で最も権威あるマジックの大会「FISM」への出場経験を持つ、受賞歴のあるプロマジシャンです。彼は「マイクロマジック」を専門としており、コインのような小さなオブジェクトを使って、いかに不可能を可能に見せるかを熟知しています。シェル・コインのような古典的な道具を、現代的でクリーンな手順に昇華させるエキスパートです。
収録内容
- 開始前のシェルとコインのセットアップ方法。
- ルーティンを開始するための「埃」からのプロダクション・ムーブ。
- クラシック・パームとフィンガー・パームを同時に保持する方法。
- 「ディッチ」と指の間でのスイッチの秘密のタイミング。
- 3枚目のコインを空中から出現させる方法。
- 鋭い観客に気づかれないよう、コインの「表裏」を一致させるコツ。
よくある質問
どのくらいの練習が必要ですか?
片手で2枚のコインを保持することに慣れるための練習が必要です。1日20分、数日間練習すれば、グリップに自信が持てるようになるでしょう。
特別なコインは必要ですか?
はい、使用するコインと一致する「シェル(shell)」が必要です。このルーティンはこの道具を使用することを前提に設計されています。
手が小さくても大丈夫ですか?
シェルと標準的なパームを使用するため、手の大きさは大きな問題ではありません。ホセは、手の大きさに関わらずコインを隠し通すためのポジショニングを解説しています。
初心者向けですか?
この手順の難易度は「レベル30」です。パームの基礎を理解しており、よりビジュアルな複数枚のコインルーティンを始めたい方に最適です。