William Fuego Matchbox
触れずに物体を動かす
念力で物を動かすには、高価な電子機器や不可能なほどのスライトハンドが必要だと思われがちです。たいていの場合、スレッドを直線的に引こうとして動きがぎこちなくなり、観客にすぐバレてしまいます。これではマジックというよりも、理科の実験のように見えてしまいます。
William Fuegoのアプローチ
Julio Ribera(フリオ・リベラ)のメソッドは、「1/3(ワンサード)」という独特のスレッディング技術を用いることで、マッチ箱の動きを一変させます。ただ箱を引くのではなく、腰と手の動きを連動させることで、滑らかで幽霊のような不気味な動きを実現します。このセットアップにより、スライドさせる、自在に開閉させる、ジャンプさせる、そして最後に垂直に立たせるという4つのフェーズを演じることができます。
最大の利点は、セットアップの信頼性です。1本のマッチ棒をアンカー(固定具)として使い、スレッドをポケットに引っ掛けます。これにより、わずか数秒でセットが完了し、テンションも常に最適な状態に保たれます。強く引きすぎて箱がテーブルから飛んでいったり、スレッドが切れたりする心配もありません。
Julio Riberaについて
Julio(フリオ)はストリートマジックのエキスパートであり、何千人もの人々に現場でのパフォーマンスを教えてきました。身の回りにある日用品を、カメラ越しだけでなく、実際の現場で通用するプロフェッショナルなルーティンに昇華させることを得意としています。
学習内容
- バランスを最適にするための、マッチ箱の1/3の位置でのスレッディング方法
- マッチをポケットアンカーとして使い、素早く着脱可能なセットアップを作る方法
- あらゆる角度からスレッドを隠す「指の間(ビトウィーン・ザ・フィンガー)」のグリップ
- インビジブル・アニメーションにおいて、手の動きよりも腰の動きが重要である理由
- マッチ箱をテーブルの上でジャンプさせたり、ひっくり返したりする方法
- 最後に箱を立たせ、自動的に開かせるための秘密
- 強い照明の下でスレッドの反射(テカリ)を抑えるためのヘアスプレーの活用法
よくある質問
スレッドは観客に見えませんか?
Julioが、細くて暗いスレッドの選び方や、スレッドを隠すための手のポジショニングについて解説します。また、スレッドが光を反射しないようにヘアスプレーを使うテクニックも紹介しています。
セットアップは難しいですか?
最初のマッチ箱のギミックを作るのに、約10分ほどかかります。一度作ってしまえば、ポケットに入れておくだけで、本番では5秒ほどでセットが完了します。
どのような服装が必要ですか?
スレッドを固定するために、ポケットやズボンのウエストバンドがある服装が最適です。パーカーやジーンズなどが完璧です。
カードマジックの技術は必要ですか?
いいえ。これはセットアップと体の使い方が全てです。手を前に出しながら同時に腰を後ろに引くことができれば、誰でも演じることができます。